入眠困難を訴えるうつ病患者に対する睡眠衛生指導で最も適切なのはどれか。
入眠困難を訴えるうつ病患者に対する睡眠衛生指導で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「夕方1 時間以上の昼寝をしましょう」長い昼寝や夕方の睡眠は夜の眠気を減らし、入眠困難を悪化させます。昼寝をするなら午後の早い時間に30分以内が目安です。
- ⑵ 「できるだけ一定時刻に起床しましょう」起床時刻を一定にすると体内時計が整い、夜に眠気が訪れやすくなります。睡眠衛生指導の基本にあたる助言です。
- ⑶ 「就床直前にアルコール飲料を飲みましょう」アルコールは寝つきを助けるようにみえますが、睡眠を浅くし中途覚醒を増やします。耐性もつきやすく勧められません。
- ⑷ 「眠くなくても一定の時刻に就床しましょう」眠くないのに床につくと、眠れない時間を寝床で過ごすことになり不眠を強めます。眠くなってから床につくよう指導します。
- ⑸ 「入眠できなくても寝床から出ないようにしましょう」眠れないまま床にとどまると、寝床が目の覚める場として学習されてしまいます。いったん床を離れることが勧められます。
解説
正解は⑵です。睡眠衛生指導では、就床の時刻ではなく起床の時刻を一定にすることが基本になります。毎朝同じ時刻に起きて光を浴びることで体内時計が整い、夜になると自然に眠気が訪れるようになるためです。長い昼寝や就寝前の飲酒は夜間の睡眠を浅くしますし、眠くないのに床につく、眠れないのに床にとどまるといった行動は、寝床と目が覚めている状態を結びつけて不眠を長引かせます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成