筋と下顎の運動の組合せで正しいのはどれか。
筋と下顎の運動の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 咬筋 下制咬筋は下顎を引き上げる代表的な閉口筋です。下制すなわち開口に働く筋ではありませんので、組合せが誤っています。
- ⑵ 顎二腹筋 挙上顎二腹筋は舌骨上筋群のひとつで、下顎を引き下げて口を開ける働きをします。挙上ではなく下制に作用します。
- ⑶ 外側翼突筋 前突外側翼突筋は下顎頭と関節円板に付着し、両側が働くと下顎を前方へ突き出します。開口の初期にも関わる筋です。
- ⑷ 内側翼突筋 後退内側翼突筋は咬筋とともに下顎を引き上げる閉口筋です。後退させる働きは主に側頭筋の後部線維が担います。
- ⑸ オトガイ舌筋 側方移動オトガイ舌筋は舌を前方へ突き出す舌筋であり、下顎を動かす筋ではありません。舌下神経の支配を受けます。
解説
正解は⑶です。外側翼突筋は蝶形骨から下顎頭と関節円板に付き、両側が働くと下顎を前方へ突き出す前突運動を起こします。片側だけが働けば下顎は反対側へ動き、側方移動が生じます。咬筋、側頭筋、内側翼突筋はいずれも下顎を引き上げる閉口筋で、顎二腹筋などの舌骨上筋群は下顎を引き下げる開口筋です。オトガイ舌筋は舌を前方へ出す筋であり、下顎そのものを動かす筋ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成