呼吸器で正しいのはどれか。
呼吸器で正しいのはどれか。
- ⑴ 気管支は下気道に含まれる。気道は喉頭を境に区分され、気管と気管支は下気道に含まれます。鼻腔、咽頭、喉頭が上気道にあたりますので、区分の境目を押さえておきましょう。
- ⑵ 輪状軟骨は弾性軟骨である。輪状軟骨は硝子軟骨です。弾性軟骨でできているのは耳介軟骨や喉頭蓋軟骨で、軟骨の種類が異なります。
- ⑶ 気管の長さは約20 cm である。気管の長さは成人でおよそ10〜12 cmです。20 cmという値は長すぎ、実際のおよそ2倍にあたります。
- ⑷ 咽頭の下端はC8 の位置にある。咽頭の下端は第6頸椎の高さで、輪状軟骨の下縁に一致して食道へ移行します。第8頸椎という椎骨は存在しません。
- ⑸ 気管の延長線に対する分岐角度は左気管支より右気管支の方が大きい。分岐角度は右のほうが小さく、右気管支は太く垂直に近い走行です。そのため誤嚥した異物は右へ入りやすく、記述は逆になっています。
解説
正解は⑴です。気道は喉頭を境に上気道と下気道に分けられ、気管とその先の気管支は下気道に含まれます。気管の長さは成人でおよそ10〜12 cmで、輪状軟骨をはじめとする気管や喉頭の軟骨は弾性軟骨ではなく硝子軟骨です。咽頭の下端は第6頸椎の高さで食道へ移行します。気管支の分岐角度は右のほうが小さく、垂直に近いため誤嚥した異物は右気管支へ入りやすくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成