成人の心肺停止に対する1 分間あたりの胸骨圧迫の回数で適切なのはどれか。
成人の心肺停止に対する1 分間あたりの胸骨圧迫の回数で適切なのはどれか。
- ⑴ 20 回1分間に20回では圧迫の間隔が長すぎ、血流をほとんど保てません。推奨されている100〜120回とは大きくかけ離れた値です。
- ⑵ 50 回推奨される速さの半分程度にとどまり、脳や心臓へ十分な血流を送れません。圧迫が遅いと心拍出量を確保できません。
- ⑶ 70 回推奨範囲の下限である100回に届きません。速さが足りないと冠動脈の灌流圧が上がらず、蘇生の成功率が下がります。
- ⑷ 100 回成人に対する胸骨圧迫は1分間に100〜120回の速さで行うと定められており、100回はその範囲の下限にあたる適切な値です。
- ⑸ 130 回推奨範囲の上限である120回を超えています。速すぎると胸郭が十分に戻らず、心臓へ血液が戻る時間を確保できません。
解説
正解は⑷です。成人の心肺停止に対する胸骨圧迫は、1分間に100〜120回の速さで行うことが推奨されていますので、選択肢の中では100回が適切です。圧迫の深さはおよそ5 cmとし6 cmを超えないようにすること、圧迫のたびに胸を完全に元の高さまで戻すこと、中断を最小限にすることも重要です。速すぎても遅すぎても心拍出量を保てませんので、一定のテンポを維持することが求められます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成