関節リウマチの槌指による中足骨頭部の疼痛に対する装具で最も適切なのはどれか。
関節リウマチの槌指による中足骨頭部の疼痛に対する装具で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 踵補高踵を高くすると足部が底屈位となり、かえって前足部にかかる荷重が増えます。下腿三頭筋の短縮などに用いる工夫で、中足骨頭部の疼痛には適しません。
- ⑵ 外側フレアヒール踵の外側を広げて外側への倒れ込みを抑える工夫で、後足部の安定性を高めます。前足部の荷重を分散させる目的のものではありません。
- ⑶ 内側フレアヒール踵の内側を広げて回内を抑える工夫で、扁平足などに用います。中足骨頭部にかかる荷重を減らす作用はありません。
- ⑷ 逆Thomas ヒール踵の外側を前方に延長したもので、後足部の内反を抑える目的で用います。前足部の疼痛に対する工夫ではありません。
- ⑸ メタタルザルパッド中足骨頭のすぐ後方に当てて横アーチを支え、骨頭にかかる圧を分散させます。関節リウマチで低下した横アーチを補い、中足骨頭部の疼痛を軽減できます。
解説
正解は⑸です。メタタルザルパッドは中足骨頭のやや後方に置く小さな盛り上がりで、横アーチを支えて中足骨頭にかかる荷重を分散させますので、関節リウマチの槌指に伴う中足骨頭部の疼痛を軽くする目的に最も適しています。関節リウマチでは横アーチが低下して中足骨頭が足底へ突出し、そこに体重が集中して有痛性の胼胝を生じます。荷重の集中を取り除くという考え方から装具を選びます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成