70 歳の女性。両側変形性膝関節症。外来通院中である。自宅におけるADL は、F…
70 歳の女性。両側変形性膝関節症。外来通院中である。自宅におけるADL は、FIM による評価で、2 項目(歩行・車椅子および階段)はT 字杖を使用しての自立であったが、それ以外は補助具を使用せずに自立していた。コミュニケーション(理解、表出)や社会的認知(社会的交流、問題解決、記憶)は問題ない。FIM の点数はどれか。
- ⑴ 1188項目が6点であった場合などに相当する値で、本例の条件からは導けません。減点の対象となるのはT字杖を用いる2項目だけです。
- ⑵ 120修正自立を4点とみなすなど、点数の対応を誤ると近い値になります。補助具を使っても他人の手を借りずに行えるのであれば6点です。
- ⑶ 1222項目を5点の監視レベルと誤って採点すると122点になります。補助具を使用していても介助や監視が不要であれば、5点ではなく6点です。
- ⑷ 124満点126点から、T字杖を使用して修正自立となる2項目についてそれぞれ1点ずつ引いた124点が正解です。他の16項目は完全自立の7点で計算します。
- ⑸ 126全18項目が完全自立の7点である場合の満点です。本例はT字杖を使用していますので、その2項目は満点にはなりません。
解説
正解は⑷です。FIMは18項目をそれぞれ7点満点で採点しますので、満点は126点です。本例は歩行・車椅子と階段の2項目でT字杖という補助具を使って自立していますので、この2項目は修正自立の6点となり、残る16項目は補助具を使わない完全自立で7点です。したがって7点×16項目に6点×2項目を加えて124点となります。補助具の使用、安全性への配慮、通常の3倍以上の時間がかかる場合が6点になることを押さえておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成