鉄欠乏性貧血の患者にみられやすい睡眠・覚醒障害はどれか。
鉄欠乏性貧血の患者にみられやすい睡眠・覚醒障害はどれか。
- ⑴ 睡眠時遊行症睡眠時遊行症は小児に多い睡眠時随伴症で、鉄欠乏とは関係しません。
- ⑵ ナルコレプシーナルコレプシーはオレキシンの欠乏による過眠症です。
- ⑶ 睡眠相前進症候群睡眠相前進症候群は体内時計のずれによるもので、高齢者に多くみられます。
- ⑷ むずむず脚症候群鉄が不足するとドパミンの働きが落ち、この症状が現れやすくなります。
- ⑸ 閉塞性睡眠時無呼吸障害閉塞性睡眠時無呼吸障害は上気道の閉塞によるものです。
解説
正解は⑷です。むずむず脚症候群は、夕方から夜にかけて下肢に虫が這うような不快な感覚が現れ、動かさずにいられなくなる病気です。入眠が妨げられ睡眠の質が落ちます。鉄はドパミンを作るのに必要な酵素の補因子なので、鉄が不足するとドパミンの働きが落ちてこの症状が現れやすくなります。そのため鉄欠乏性貧血の患者では頻度が高く、鉄の補充で改善することもあります。ほかの4つは鉄の欠乏とは結びつきません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成