腰椎椎間板ヘルニアで正しいのはどれか。
腰椎椎間板ヘルニアで正しいのはどれか。
- ⑴ 急性期から間欠牽引を行う。間欠牽引は痛みが落ち着いてから行います。急性期には適しません。
- ⑵ 急性期から硬性コルセットを使用する。急性期は軟性コルセットを短期間使います。硬性は筋力低下を招きます。
- ⑶ 急性期の疼痛に対して体操療法を行う。体操療法も痛みが落ち着いてから始めます。
- ⑷ 進行性の筋力低下があれば手術療法を考慮する。神経の損傷が固定する前に手術を検討すべき、重要な所見です。
- ⑸ 腰への負担を減らすために数か月間のベッド上安静とする。長期の安静は廃用を進めます。2〜3日以内にとどめて離床を進めます。
解説
正解は⑷です。腰椎椎間板ヘルニアの多くは保存療法で改善しますが、筋力の低下が進んでいく場合や、膀胱直腸障害が現れた場合は、神経の損傷が固定してしまう前に手術を検討します。急性期は安静と薬物療法が中心で、牽引や体操療法は痛みが落ち着いてから始めます。コルセットは軟性のものを短期間に限って使い、長期の使用は筋力の低下を招きます。数か月のベッド上安静も廃用を進めるため、2〜3日以内にとどめて離床を進めます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成