温熱の局所反応で正しいのはどれか。
温熱の局所反応で正しいのはどれか。
- ⑴ 加温によって血液の粘性が増加する。加温すると血液の粘性は下がって流れやすくなります。向きが逆です。
- ⑵ Aδ 線維がC 線維よりも温度変化の影響を受けやすい。有髄のAδ線維は無髄のC線維より温度変化に鋭敏で、速く伝えます。
- ⑶ 組織温度が1 ℃上昇すると代謝率は2 ~3 倍に増加する。組織温度が1℃上がると代謝率は約13%増えます。2〜3倍ではありません。
- ⑷ 反射性血管拡張作用は加温部位の循環が増加する現象である。反射性血管拡張作用は、離れた部位の血管が反射的に広がる現象です。
- ⑸ 組織温度が1 ℃上昇すると神経伝導速度は0.2 m/sec 増加する。神経伝導速度は1℃あたり約2m/秒速くなります。0.2では小さすぎます。
解説
正解は⑵です。有髄で細いAδ線維は、無髄のC線維より温度の変化に鋭敏に反応し、熱いと感じる一次痛を速く伝えます。加温すると血液の粘性は下がって流れやすくなり、組織温度が1℃上がると代謝率は約13%増え、神経伝導速度は約2m/秒速くなります。反射性血管拡張作用は、ある部位を温めたときに離れた部位の血管が反射的に広がる現象で、温めた場所そのものの循環が増えることを指すものではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成