骨壊死を合併しやすい骨折はどれか。
骨壊死を合併しやすい骨折はどれか。
- ⑴ 鎖骨遠位部骨折鎖骨遠位部骨折では血流が保たれ、骨壊死はまれです。
- ⑵ 上腕骨外科頸骨折上腕骨外科頸骨折では骨頭への血流が保たれることが多くなります。
- ⑶ 中手骨骨幹部骨折中手骨骨幹部は血流が豊富で、骨壊死は起こりにくい部位です。
- ⑷ 大腿骨頸部骨折関節包を通る血管が傷つき、骨頭への血流が途絶えて壊死を起こします。
- ⑸ 膝蓋骨骨折膝蓋骨骨折で骨壊死が問題になることはまれです。
解説
正解は⑷です。大腿骨頭へ向かう血液は、主に関節包を通る内側大腿回旋動脈の枝から供給されます。頸部で骨折するとこの血管が傷つき、骨頭への血流が途絶えて大腿骨頭壊死を起こします。とくに転位の大きい骨折では頻度が高く、人工骨頭置換術が選ばれる理由にもなっています。鎖骨遠位部、上腕骨外科頸、中手骨骨幹部、膝蓋骨の骨折では血流が保たれるため、骨壊死はまれです。血流の入り口がどこかを考えると理解しやすくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成