心電図波形(別冊No. 1)を別に示す。特徴として正しいのはどれか。
心電図波形(別冊No. 1)を別に示す。特徴として正しいのはどれか。
- ⑴ 洞調律である。基本のリズムは洞調律ですが、期外収縮が混じるためこれだけでは特徴になりません。
- ⑵ 持続頻拍である。持続する頻拍は見られず、期外収縮は単発で現れています。
- ⑶ ST 上昇を認める。ST部分の上昇は認められません。
- ⑷ 心室期外収縮を認める。P波を伴わない幅広いQRS波が早いタイミングで現れており、心室期外収縮です。
- ⑸ Ⅲ度房室ブロックである。P波とQRS波の関係は保たれており、Ⅲ度房室ブロックではありません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。示された心電図では、規則正しいリズムの間に、先行するP波を伴わない幅広く変形したQRS波が早いタイミングで割り込み、その後に休止期が続いています。心室期外収縮の典型的な所見です。基本のリズムはP波に続いてQRS波が現れているので洞調律ではありますが、期外収縮が混じっているため⑴は適切な記述になりません。持続する頻拍やST上昇は認められず、P波とQRS波の関係も保たれているので房室ブロックでもありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成