Guillain-Barré 症候群の治療で正しいのはどれか。
Guillain-Barré 症候群の治療で正しいのはどれか。
- ⑴ ステロイド投与が第一選択である。第一選択は免疫グロブリン大量静注療法か血漿交換です。ステロイドではありません。
- ⑵ 筋力低下の進行期には関節可動域練習より筋力増強運動を優先する。進行期は過用を避けるため、関節可動域練習を優先します。
- ⑶ 人工呼吸管理の場合、早期から胸郭ストレッチを行う。胸郭の硬さを防いで人工呼吸からの離脱を助けるため、早期から行います。
- ⑷ 筋力低下の進行が停止すれば、早期から漸増抵抗運動を開始する。過用性の筋力低下を招くため、漸増抵抗運動は慎重に進めます。
- ⑸ 約半数が発症6 か月後の歩行障害に長下肢装具を必要とする。予後は比較的良好で、多くが1年以内に歩行を取り戻します。
解説
正解は⑶です。人工呼吸管理を受けている間は胸郭の動きが小さくなり、胸壁が硬くなって離脱が難しくなります。そのため早期から胸郭のストレッチングを行い、柔らかさを保つことが大切です。Guillain-Barré症候群の治療では、免疫グロブリン大量静注療法か血漿交換が第一選択で、ステロイドの有効性は示されていません。進行期は関節可動域練習を優先し、回復期も過用を避けて漸増抵抗運動は慎重に進めます。予後は比較的良好です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成