筋収縮で正しいのはどれか。
筋収縮で正しいのはどれか。
- ⑴ 骨格筋の最大収縮時には筋細胞の長さが約10 % 短くなる。骨格筋は最大で30〜40%短縮します。10%では小さすぎます。
- ⑵ アクチンフィラメントはミオシンフィラメントより太い。アクチンフィラメントのほうが細く、ミオシンフィラメントが太くなります。
- ⑶ 筋小胞体からのK⁺放出により筋収縮が開始される。収縮を始めるのは筋小胞体から放出されるカルシウムイオンです。
- ⑷ ATP を分解する酵素はアクチンに存在する。ATPを分解する酵素はミオシン頭部にあります。
- ⑸ 筋収縮時にH 帯は短くなる。アクチンが滑り込むことで、ミオシンだけが並ぶH帯が短くなります。
解説
正解は⑸です。筋が収縮するとき、アクチンフィラメントがミオシンフィラメントの間へ滑り込むため、ミオシンだけが並ぶH帯とアクチンだけが並ぶI帯が短くなります。ミオシンの長さで決まるA帯の幅は変わりません。骨格筋は最大で30〜40%短縮し、アクチンのほうが細く、収縮を始めるのはカルシウムイオンの放出です。ATPを分解する酵素はミオシン頭部にあります。滑り説の仕組みを頭に入れておくと、こうした問いに確実に答えられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成