74 歳の女性。変形性膝関節症に対して人工膝関節全置換術が行われた。術後に使用す…
74 歳の女性。変形性膝関節症に対して人工膝関節全置換術が行われた。術後に使用するCPM 装置で正しいのはどれか。
- ⑴ 筋力増強を目的としている。目的は関節可動域の維持と改善であり、筋力増強ではありません。
- ⑵ 徐々に屈曲角度を大きくする。痛みの程度に合わせて少しずつ角度を大きくしていくのが基本です。
- ⑶ できるだけ速い速度で関節運動を行う。速い速度では痛みや組織の損傷を招きます。ゆっくり動かします。
- ⑷ CPM 装置の動きに抵抗するように力をかける。他動運動なので、力を入れて抵抗する使い方はしません。
- ⑸ CPM 装置は決められたアーム長のものを使用する。アーム長は患者の下肢の長さに合わせて調整します。
解説
正解は⑵です。CPM装置は持続的他動運動を行う機器で、患者の力を使わずにゆっくりと関節を動かし続けることで、関節の拘縮と癒着を防ぎます。屈曲角度は痛みの程度に合わせて少しずつ大きくしていきます。目的は可動域の維持と改善であって筋力増強ではないので、装置の動きに抵抗して力を入れることもしません。速度は痛みの出ない範囲でゆっくり設定し、アーム長は患者の下肢の長さに合わせて調整します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成