高齢者の大腿骨近位部骨折について正しいのはどれか。
高齢者の大腿骨近位部骨折について正しいのはどれか。
- ⑴ 男性に多い。骨粗鬆症が多い女性に発生が多く、男性の数倍の頻度になります。
- ⑵ 骨転位は稀である。骨折部には筋の牽引が働くため、転位を伴うことは少なくありません。
- ⑶ 骨頭壊死は生じない。頸部骨折では血流が途絶えやすく、骨頭壊死を生じることがあります。
- ⑷ 認知症は危険因子である。危険の予測が難しくなり転倒が増えるため、危険因子になります。
- ⑸ 発生原因は交通事故が最も多い。発生の原因として最も多いのは屋内での転倒で、交通事故ではありません。
解説
正解は⑷です。認知症があると、危険を予測して避けることが難しくなり、歩行が不安定でも一人で動こうとするため転倒の機会が増えます。そのため大腿骨近位部骨折の危険因子になります。骨粗鬆症や視力の低下、服薬の影響も重なるので、環境の調整と合わせて予防に取り組みましょう。手術後は早期離床を図り、歩行能力の回復を目指していきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成