脊髄損傷の自律神経過反射でみられるのはどれか。2つ選べ。
脊髄損傷の自律神経過反射でみられるのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 発汗損傷高位より上の部位で代償的な血管拡張が起こり、発汗がみられます。
- ⑵ 頻脈血圧上昇に対する圧受容器反射によって、頻脈ではなく徐脈になります。
- ⑶ 高血圧末梢血管の収縮によって著しい高血圧をきたします。
- ⑷ 低血糖低血糖は自律神経過反射の症状ではありません。
- ⑸ 四肢の疼痛損傷高位より下では感覚が失われているため、四肢の疼痛は訴えられません。
解説
正解は⑴と⑶です。自律神経過反射は、第6胸髄節より上位の脊髄損傷で、膀胱の充満や便秘といった損傷部位より下からの刺激をきっかけに交感神経が過剰に働く状態です。血管が収縮して著しい高血圧となり、損傷高位より上では代償的に血管が広がって顔面の紅潮と発汗が現れます。誘因となる膀胱の充満や便秘を取り除くことが対応の基本になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成