下肢の深部静脈血栓症により塞栓をきたすことが最も多い臓器はどれか。
下肢の深部静脈血栓症により塞栓をきたすことが最も多い臓器はどれか。
- ⑴ 脳静脈系の血栓が脳へ達するには心臓の中隔に穴があるなど特別な条件が必要です。
- ⑵ 肺静脈の血流は右心を経て肺動脈へ向かうため、肺で詰まります。
- ⑶ 肝臓肝臓へ向かうのは門脈の血流で、下肢の静脈血は通りません。
- ⑷ 心臓血栓は右心を通過して肺へ運ばれ、心臓自体に詰まることはまれです。
- ⑸ 腎臓腎動脈へ達するには肺を通過する必要があり、通常は起こりません。
解説
正解は⑵です。下肢や骨盤内の深部静脈でできた血栓は、はがれると下大静脈から右心を通って肺動脈へ運ばれ、肺で詰まって肺血栓塞栓症を起こします。突然の呼吸困難や胸痛、失神で発症し、命に関わることもあります。長期臥床や手術の後は、早期離床と足関節の運動で予防しましょう。長期臥床や手術の後は、早期離床と足関節の運動で予防しましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成