治療前後の心電図(別冊No. 1)を別に示す。治療の作用として正しいのはどれか。
治療前後の心電図(別冊No. 1)を別に示す。治療の作用として正しいのはどれか。
- ⑴ 不応期の短縮不応期は、短くなるのではなく延びます。
- ⑵ 心収縮力の増強収縮力を強める働きは、心電図には表れません。
- ⑶ 房室間の伝導の抑制房室の伝導を抑えるだけでは、QT時間は延びません。
- ⑷ 洞房結節の脱分極促通洞房結節を促す働きであれば、心拍は速くなります。
- ⑸ 心室筋の活動電位持続時間の延長QT時間が延びており、活動電位の持続時間が延びています。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。治療のあとで心拍が整い、QT時間が延びていることから、心室の筋が興奮してから元に戻るまでの時間を延ばす働きのある薬が使われたと分かります。この作用により不応期は延び、異常な興奮が繰り返されにくくなります。心拍を速める働きや収縮力を強める働きとは、方向が逆になります。心電図のどこが変わったかから、薬の働きを読み取ります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成