感染性心内膜炎が原因で生じやすいのはどれか。
感染性心内膜炎が原因で生じやすいのはどれか。
- ⑴ 脳塞栓症弁にできた疣腫がはがれて脳の血管を詰まらせます。
- ⑵ 心囊液貯留心囊液の貯留は心膜炎でみられる所見で、心内膜炎の典型的な合併症ではありません。
- ⑶ 下肢静脈血栓下肢の静脈血栓は長期臥床や手術が誘因で、心内膜炎とは結びつきません。
- ⑷ 僧帽弁狭窄症心内膜炎では弁が壊れて逆流が生じます。狭窄ではなく閉鎖不全が問題になります。
- ⑸ 循環血漿量減少性ショック循環血漿量減少性ショックは出血や脱水によるもので、心内膜炎の合併症ではありません。
解説
正解は⑴です。感染性心内膜炎では心臓の弁の表面に細菌と血小板からなるいぼ状の疣腫ができます。これがはがれて血流に乗ると、脳の血管に詰まって脳塞栓症を起こします。発熱が続く人に突然の麻痺や意識障害が現れたときは、この合併症を疑って速やかに報告しましょう。発熱が続く人に突然の神経症状が出たときは、この合併症を疑いましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成