骨格筋の収縮について誤っているのはどれか。
骨格筋の収縮について誤っているのはどれか。
- ⑴ 筋小胞体はCa²⁺ を貯蔵している。筋小胞体はカルシウムイオンを蓄え、興奮に応じて放出するので記述は正しいです。
- ⑵ 活動電位は筋収縮に先行して発生する。筋細胞膜に活動電位が生じてから収縮が始まるため、記述は正しいです。
- ⑶ 神経筋接合部にはニコチン受容体が分布する。神経筋接合部にはアセチルコリンが結合するニコチン受容体があり、記述は正しいです。
- ⑷ 支配神経に単一の刺激を加えると強縮が起こる。単一の刺激では単収縮が起こり、強縮にはなりません。
- ⑸ 単収縮が連続して起こると階段現象がみられる。単収縮を繰り返すと収縮力が次第に増す階段現象がみられ、記述は正しいです。
解説
正解は⑷です。支配神経に1回だけ刺激を加えると、筋は1回だけ縮んで戻る単収縮を起こします。強縮は刺激を高い頻度で繰り返したときに単収縮が重なり合って起こる持続的な収縮なので、単一の刺激では生じません。日常の随意運動では強縮によって滑らかで持続した力が生み出されています。刺激の頻度と収縮の様子の関係を、図で確かめておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成