42 歳の男性。気管支喘息。ある薬物の吸入療法前後のフローボリューム曲線の変化を…
42 歳の男性。気管支喘息。ある薬物の吸入療法前後のフローボリューム曲線の変化を図に示す。この薬物によって生じた呼吸器系の変化として正しいのはどれか。
- ⑴ 気道抵抗の低下気道が広がり、呼気の流量が上がったことを示します。
- ⑵ 呼気筋力の増強呼気の筋力が、吸入によって短時間で強くなることはありません。
- ⑶ 肺拡散能の改善ガスの交換能力は、フローボリューム曲線には表れません。
- ⑷ 胸郭柔軟性の改善胸郭の柔らかさが、吸入で短時間に変わることはありません。
- ⑸ 肺コンプライアンスの増加肺のふくらみやすさが、吸入で短時間に変わることはありません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。吸入のあとに最大呼気流量が上がり、下り坂のへこみが浅くなっているので、狭くなっていた気道が広がったと分かります。これは気管支を広げる薬の働きによるもので、気道抵抗が下がったことを示します。呼気の筋力や肺のふくらみやすさ、ガスの交換能力が短時間で変わることはありません。曲線の形がどう変わったかから、起きた変化を読み取りましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-08_09.html)を加工して作成