78 歳の女性。自宅玄関で転倒してから起立歩行不能となり救急搬送された。来院時の…
78 歳の女性。自宅玄関で転倒してから起立歩行不能となり救急搬送された。来院時の単純エックス線画像(別冊No. 2)を別に示す。最も考えられるのはどれか。
- ⑴ 股関節脱臼脱臼では骨頭が関節のくぼみから外れた像になります。
- ⑵ 大腿骨頸部骨折頸部骨折であれば、骨折線は関節包の中に見られます。
- ⑶ 大腿骨骨頭骨折骨頭そのものの骨折は、強い力が加わったときに起こります。
- ⑷ 大腿骨転子下骨折転子下骨折であれば、骨折線は小転子より下にあります。
- ⑸ 大腿骨転子部骨折大転子と小転子を結ぶあたりに骨折線があり、転子部骨折です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。エックス線画像では、大腿骨の大転子と小転子を結ぶ線のあたりに骨折線があり、大腿骨転子部骨折と判断できます。高齢者が転んだときに多い骨折で、骨折部の周りに血流が保たれているため骨はつきやすく、骨接合術が選ばれます。関節包の中で折れる頸部骨折とは、治り方も手術の選び方も異なります。骨折線の位置によって、治り方も手術の選び方も変わります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-08_09.html)を加工して作成