人工呼吸器装着患者の理学療法で適切でないのはどれか。
人工呼吸器装着患者の理学療法で適切でないのはどれか。
- ⑴ 離床はベッドアップ60°までとする。状態が安定していれば、端座位や立位まで進めることができます。
- ⑵ 体位変換を行い気道内分泌物の移動を促す。体位変換で分泌物の移動を促すことは、適切な方法です。
- ⑶ 気管内吸引時は陰圧をかけずに吸引カテーテルを挿入する。陰圧をかけずに挿入することは、粘膜を傷つけない適切な手順です。
- ⑷ 気管内吸引に使用するカテーテルは滅菌したものを使用する。滅菌したカテーテルを使うことは、感染を防ぐ基本です。
- ⑸ 会話が不可能なため患者が自分のニーズを伝えられるように援助する。意思を伝えられるよう援助することは、適切な関わりです。
解説
正解は⑴です。人工呼吸器を装着していても、全身の状態が安定していれば、端座位や立位、車椅子への移乗まで進めることができ、ベッドを60度起こすところで止める理由はありません。体位変換による排痰、陰圧をかけずにカテーテルを入れる吸引、滅菌したカテーテルの使用、意思を伝える工夫は、いずれも適切です。安全に進められる条件を見極め、早くから離床を図ることが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-08_09.html)を加工して作成