頸髄損傷の呼吸障害で正しいのはどれか。
頸髄損傷の呼吸障害で正しいのはどれか。
- ⑴ 肺活量は低下する。胸郭を広げる力が落ちるため、肺活量は低下します。
- ⑵ 咳の強さは変わらない。腹筋が働かないため、咳の勢いは弱くなります。
- ⑶ 予備吸気量は増加する。予備吸気量は、増えるのではなく減ります。
- ⑷ 予備呼気量は変わらない。予備呼気量は、腹筋の麻痺によって減ります。
- ⑸ 閉塞性換気障害が生じやすい。気道が狭くなるわけではなく、拘束性の換気障害になります。
解説
正解は⑴です。頸髄損傷では肋間筋や腹筋が麻痺するため、胸郭を広げる力と吐き出す力が落ち、肺活量、予備吸気量、予備呼気量がいずれも減ります。腹筋が働かないので咳の勢いも弱まり、痰を出しにくくなります。気道が狭くなるわけではないので、換気障害は拘束性の型になります。麻痺した筋の働きから、呼吸の指標がどう変わるかを考えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-08_09.html)を加工して作成