Down 症候群の児に対して乳児期に行う理学療法で適切なのはどれか。
Down 症候群の児に対して乳児期に行う理学療法で適切なのはどれか。
- ⑴ 腹筋群の収縮を促す。筋の張りが弱いため、腹筋群を働かせて体幹を安定させます。
- ⑵ 不随意運動を抑制する。Down症候群の児に、不随意運動はふつうみられません。
- ⑶ 背這いを移動手段とする。背這いは姿勢の発達につながらず、移動手段には勧めません。
- ⑷ 緊張性迷路反射を促通する。原始反射を促すことは、随意的な運動の発達を妨げます。
- ⑸ 定頸後すぐに立位姿勢を経験させる。関節がゆるいため、定頸の直後に立位をとらせるのは早すぎます。
解説
正解は⑴です。Down症候群の乳児は筋の張りが弱く、腹筋群が働きにくいため体幹を安定させにくくなります。腹筋群の収縮を促して姿勢を保つ力を育てることが、寝返りや座位の獲得につながります。不随意運動はみられず、背這いを移動手段にしたり、原始反射を促したりすることは適切ではありません。発達の順序に沿って、次の段階につながる働きかけを選びましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-08_09.html)を加工して作成