8歳の女児。顕在性二分脊椎。Sharrard の分類はⅣ群である。歩行練習の実施…
8歳の女児。顕在性二分脊椎。Sharrard の分類はⅣ群である。歩行練習の実施方法で適切なのはどれか。
- ⑴ 靴型装具を使用する。足部の支持を補うだけで歩行でき、この群に適した装具です。
- ⑵ 長下肢装具を使用する。膝を支える必要があるのは、第3、第4腰髄の高さまでの麻痺です。
- ⑶ 短下肢装具とロフストランド杖を併用する。杖を必要とするほど股関節の筋力は落ちていません。
- ⑷ 長下肢装具とロフストランド杖を併用する。長下肢装具と杖の併用は、より高い位置の麻痺に用います。
- ⑸ 骨盤帯付き長下肢装具とPCW〈postural control walker〉を併用する。骨盤帯付きの装具と歩行器は、胸腰髄レベルの麻痺に用います。
解説
正解は⑴です。Sharrardの分類Ⅳ群は第5腰髄から第1仙髄の高さまで機能が残る段階で、股関節と膝関節の筋力が保たれ、足部の変形を補えば歩行ができます。そのため靴型装具で足部を整える程度の支えで足ります。長下肢装具や骨盤帯付きの装具、杖の併用は、より高い位置の麻痺に用いる方法です。麻痺の高さと必要な装具の対応を、整理して覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-08_09.html)を加工して作成