人工呼吸器のモニターに示される気道内圧と肺気量位を図に示す。理学療法前後で図のよ…
人工呼吸器のモニターに示される気道内圧と肺気量位を図に示す。理学療法前後で図のような変化が見られた場合、呼吸器系に生じた変化として考えられるのはどれか。ただし、対象者の自発呼吸はなく、人工呼吸器による陽圧変化のみにより肺気量位が変化しているものとする。
- ⑴ 肺活量の増加自発呼吸がない状態では、肺活量は測定できません。
- ⑵ 残気量の減少この図からは、残気量の変化は読み取れません。
- ⑶ 気道抵抗の増加気道抵抗が増せば、同じ圧で入る量は減ります。
- ⑷ 胸郭柔軟性の低下胸郭が硬くなれば、同じ圧で入る量は減ります。
- ⑸ 肺コンプライアンスの増加同じ圧で入る量が増えており、ふくらみやすくなっています。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。人工呼吸器では、同じ気道内圧をかけたときに入る空気の量が増えていれば、肺と胸郭がふくらみやすくなったことを意味し、肺コンプライアンスが上がったと判断できます。理学療法によって無気肺が改善し、空気の入る部分が広がったときに、このような変化がみられます。同じ圧で入る量の変化が、肺の硬さを教えてくれます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-08_09.html)を加工して作成