アルコール離脱せん妄で正しいのはどれか。
アルコール離脱せん妄で正しいのはどれか。
- ⑴ 生命への危険性は低い。脱水や循環の破綻を招き、生命に関わることがあります。
- ⑵ 羽ばたき振戦がみられる。羽ばたき振戦は肝性脳症でみられる所見です。
- ⑶ 抗酒薬を速やかに投与する。抗酒薬は離脱が治まり、断酒の維持に入ってから用います。
- ⑷ 飲酒停止後72〜96 時間に多くみられる。飲酒を止めてからおよそ3日から4日後に多くみられます。
- ⑸ アルコール血中濃度の上昇に伴って生じる。血中濃度が下がることによって生じる離脱症状です。
解説
正解は⑷です。アルコール離脱せん妄は、飲酒を止めてからおよそ72から96時間後に現れることが多く、幻視や興奮、発汗、頻脈、全身の震えを伴います。脱水や電解質異常を合併すると生命に関わるため、全身管理が必要です。治療にはベンゾジアゼピン系薬剤を用い、抗酒薬は離脱が治まった後に検討します。離脱症状の出る時期を知っておくことが、予測と予防につながります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-08_09.html)を加工して作成