下肢の末梢神経伝導検査で複数の神経に運動神経伝導速度低下を認めた。最も考えられる…
下肢の末梢神経伝導検査で複数の神経に運動神経伝導速度低下を認めた。最も考えられる疾患はどれか。
- ⑴ 多発性筋炎多発性筋炎は筋そのものの病気で、神経伝導速度は保たれます。
- ⑵ 視神経脊髄炎視神経脊髄炎は中枢神経の病変で、末梢神経伝導検査に異常は出ません。
- ⑶ 閉塞性動脈硬化症閉塞性動脈硬化症は血流の障害で、神経伝導検査の所見ではありません。
- ⑷ 筋萎縮性側索硬化症筋萎縮性側索硬化症では伝導速度は保たれ、振幅が低下します。
- ⑸ Guillain-Barré 症候群脱髄による伝導速度の低下が複数の神経にみられます。
解説
正解は⑸です。複数の神経で運動神経伝導速度が低下しているという所見は、髄鞘が障害される脱髄型の多発神経炎を示しており、Guillain-Barré症候群が最も考えられます。感染の後に、下肢から上行する左右対称の筋力低下と腱反射の消失が現れます。伝導速度の低下は脱髄を、振幅の低下は軸索障害を示す点を押さえましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-08_09.html)を加工して作成