脳血管障害に対して行われる検査で、誤っているのはどれか。
脳血管障害に対して行われる検査で、誤っているのはどれか。
- ⑴ 頸動脈狭窄の検索に頸部MRA が用いられる。頸部MRAは頸動脈の狭窄を調べる検査で、正しい記述です。
- ⑵ 出血病変の検索にMRI のT2*(スター)強調像が用いられる。T2スター強調像は微小な出血の検出に優れ、正しい記述です。
- ⑶ 陳旧性梗塞の検索にMRI の拡散強調像が用いられる。拡散強調像が高信号となるのは、発症間もない新しい梗塞です。
- ⑷ 脳塞栓の原因検索にHolter 心電図が用いられる。Holter心電図は発作性心房細動の検出に有用で、正しい記述です。
- ⑸ 脳動脈瘤の検索に脳血管撮影が用いられる。脳血管撮影は動脈瘤の詳細な評価に用いられ、正しい記述です。
解説
正解は⑶です。MRIの拡散強調像は、発症から間もない新しい梗塞を高信号として描出する検査で、時間が経った陳旧性の梗塞は高信号になりません。古い梗塞を調べるにはT2強調像やFLAIR像を用います。検査は、新しい病変を見るのか古い病変を見るのかによって使い分けることを押さえておきましょう。目的に合った検査を選べることが、画像を読む力の土台になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-08_09.html)を加工して作成