左上肢の感覚と伝導路が通る部位との組合せで正しいのはどれか。
左上肢の感覚と伝導路が通る部位との組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 圧覚 ― 左脊髄前索圧覚は前索を上行しますが、脊髄内で交叉するため右側を通ります。
- ⑵ 位置覚 ― 右脊髄後索位置覚は後索を同側で上行するため、左の後索を通ります。
- ⑶ 温覚 ― 右脊髄後索温覚は後索ではなく、側索の外側脊髄視床路を通ります。
- ⑷ 振動覚 ― 左脊髄側索振動覚は側索ではなく、同側の後索を上行します。
- ⑸ 痛覚 ― 右脊髄側索脊髄内で交叉し、反対側である右の側索を上行します。
解説
正解は⑸です。痛覚と温度覚は、脊髄に入った高さですぐ反対側へ交叉し、外側脊髄視床路として側索を上行します。したがって左上肢の痛覚は、右の脊髄側索を通ります。一方、位置覚や振動覚などの深部覚は後索を同じ側で上行し、延髄で交叉します。交叉する高さで伝導路を整理しておきましょう。脊髄損傷の症状を考えるときにも、この交叉の高さが手がかりになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-08_09.html)を加工して作成