この患者に生じやすい症状はどれか。
次の文により14、15 の問いに答えよ。60 歳の男性。右利き。歩行困難のため搬送された。発症7日目の頭部MRI と頭部MRA(別冊No. 3)を別に示す。
この患者に生じやすい症状はどれか。
- ⑴ 観念失行観念失行は優位半球である左半球の病変で生じやすくなります。
- ⑵ 左右失認左右失認は左の頭頂葉の病変でみられます。
- ⑶ 純粋失読純粋失読は左の後頭葉と脳梁の病変で生じます。
- ⑷ 病態失認右半球の病変で現れやすく、自分の麻痺を認めない状態です。
- ⑸ 観念運動失行観念運動失行も優位半球の病変で生じやすくなります。
解説
正解は⑷です。右利きの方では右半球が劣位半球にあたり、ここが障害されると、自分の麻痺を認めようとしない病態失認が現れやすくなります。半側空間無視を伴うことも多く、安全への意識が乏しくなるため転倒の危険が高まります。左右の半球で現れる症状の違いを整理しておきましょう。どちらの半球かで、現れる症状が大きく変わります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-08_09.html)を加工して作成