上腕骨顆上骨折で正しいのはどれか。
上腕骨顆上骨折で正しいのはどれか。
- ⑴ 老年期に多い。小児、とくに5歳から10歳に多くみられます。
- ⑵ 原則として手術を行う。転位が軽ければ保存療法が選ばれます。
- ⑶ 外反肘を生じることが多い。変形治癒では内反肘を生じることが多くなります。
- ⑷ 前腕の循環不全を生じやすい。上腕動脈の圧迫により、Volkmann拘縮を招くことがあります。
- ⑸ 肘関節屈曲位での受傷が多い。肘を伸ばした位置で手をついて受傷することが多くなります。
解説
正解は⑷です。上腕骨顆上骨折では、骨折部の腫れや転位によって上腕動脈が圧迫され、前腕の循環不全を招くことがあります。放置するとVolkmann拘縮という重い後遺障害を残すため、痛み、蒼白、脈の消失、しびれ、麻痺という五つの徴候に注意が必要です。小児に多く、肘の伸展位での転倒で生じます。小児の肘の骨折では、必ず循環の状態を確かめましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-08_09.html)を加工して作成