ソクマル理学療法士

60 歳の男性。右利き。脳梗塞を発症し、回復期リハビリテーション病棟に入院中であ…

60 歳の男性。右利き。脳梗塞を発症し、回復期リハビリテーション病棟に入院中である。食事時に右手でスプーンの柄を握りこんでしまい、うまくスプーン操作ができず、介助が必要になることが多いが、少しずつ食事動作が円滑にできる場面が増えてきている。頭部MRI(別冊No. 3)を別に示す。この食事動作の病態として考えられるのはどれか。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑴です。この方は麻痺ではなくスプーンを握り込んでしまい、道具の使い方そのものがうまくいかない状態です。これは道具の使用や一連の動作の組み立てが崩れる観念失行にあたります。少しずつ円滑な場面が増えていることも、運動麻痺ではなく動作の企画の障害であることを示しています。麻痺と高次脳機能障害は、現れ方の違いで見分けましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-08_09.html)を加工して作成

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