慢性腎不全患者に対する運動療法として正しいのはどれか。
慢性腎不全患者に対する運動療法として正しいのはどれか。
- ⑴ 運動によって腎血流は増加する。運動中は筋への血流が優先され、腎血流は減少します。
- ⑵ 血液透析日にも運動療法が行われる。透析中や前後の軽い運動が勧められており、予後の改善につながります。
- ⑶ 運動療法によって糸球体濾過量が改善する。運動によって糸球体濾過量が改善するわけではありません。
- ⑷ 下肢の浮腫には起立台での起立練習が有効である。下肢の浮腫には挙上や弾性ストッキングを用います。
- ⑸ 病期分類ステージ5の症例では5〜6METs の運動が適応となる。進行した病期では、低い強度から慎重に始めます。
解説
正解は⑵です。透析を受ける日にも、透析の最中や前後に軽い運動を行うことが勧められており、運動耐容能の改善や生命予後の向上につながります。運動中は筋への血流が優先され、腎血流はむしろ減ります。糸球体濾過量が運動で改善することはなく、進行した病期では強い運動は適しません。腎臓を守りながら体力を保つという視点が大切になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-08_09.html)を加工して作成