2歳の女児。痙直型四肢麻痺。臥位では頭部コントロール良好で、背臥位から腹臥位への…
2歳の女児。痙直型四肢麻痺。臥位では頭部コントロール良好で、背臥位から腹臥位への寝返りが可能である。背臥位と腹臥位での様子を図に示す。この時期に優先して行う理学療法で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 下肢の筋力増強この時期の課題は筋力よりも姿勢の制御にあります。
- ⑵ 介助下での歩行練習座位も安定しない段階で歩行練習に進むのは早すぎます。
- ⑶ 椅子からの立ち上がり練習立ち上がりの練習も、座位が安定してから取り組みます。
- ⑷ 立位での陽性支持反射の促通陽性支持反射を促すと、尖足と伸展パターンを強めてしまいます。
- ⑸ 座位での体幹の立ち直り反応の促通座位の獲得に向け、姿勢を立て直す反応を育てる段階です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。寝返りができるようになったこの時期は、次の段階である座位の獲得に向けて準備を進めます。座位で体が傾いたときに頭と体幹を立て直す反応を促すことで、姿勢を保つ力が育ち、手を使う活動にもつながります。立位や歩行の練習は、座位が安定してから段階的に進めていきます。発達の順序に沿って、次の段階を準備していきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-08_09.html)を加工して作成