神経は刺激を受けると興奮するが、興奮した直後には次の刺激に応じにくい短い時間があ…
神経は刺激を受けると興奮するが、興奮した直後には次の刺激に応じにくい短い時間がある。この時間について正しいのはどれか。
- ⑴ この時間があるために、活動電位は軸索の中を両方向へ何度も往復しながら伝わっていく。往復は起こらず、通ってきた側へ戻れないのがこの時間の働きです。
- ⑵ この時間があるために、興奮は間隔をあけてしか繰り返されず、伝わる向きも一方に定まる。不応期があるため興奮の頻度に限りが生じ、逆行も妨げられます。
- ⑶ この時間の間はナトリウムを通す通路が開いたままとなり、膜の電位が高いまま保たれている。この時間の通路は閉じて開けない状態にあり、電位も戻っています。
- ⑷ この時間の長さにかかわらず、神経は刺激の強さに応じて活動電位の大きさを変えて応じている。活動電位の大きさは刺激の強さによらず一定です。
- ⑸ この時間は刺激を弱めるほど短くなり、強い刺激を続けるほど長く延びていく性質をもつ。この時間の長さは刺激の強さでは決まらず、膜の性質で決まります。
解説
正解は⑵です。神経が興奮した直後には、次の刺激を与えても興奮が起こらない、あるいは起こりにくい短い時間があります。この時間があるために、興奮を繰り返すことのできる頻度に上限が生まれます。また、軸索を興奮が進むとき、通り過ぎたばかりの部分はこの状態にあるため、興奮が後ろへ戻ることができず、伝わる向きが一方に定まります。活動電位の大きさは刺激の強さによって変わらず、一定の大きさで生じます。
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