生まれたばかりの子どもの頭には、骨と骨の間に柔らかく触れる部分がある。頭蓋を構成…
生まれたばかりの子どもの頭には、骨と骨の間に柔らかく触れる部分がある。頭蓋を構成する骨とその連結について正しいのはどれか。
- ⑴ 乳児で柔らかく触れる部分は頭蓋の骨の一部が欠けた穴にあたり、成長したのちも同じ大きさの穴として残る。柔らかく触れる部分は縫合の間に膜が残った場所で、成長に伴って狭まり骨で閉じられます。
- ⑵ 下顎の骨は側頭骨と縫合によって固く結ばれ、口を開く動きは顎の骨そのものがたわむことで起こる。下顎の骨は側頭骨と可動性のある関節をつくり、口の開閉はそこで起こります。
- ⑶ 頭蓋の天井をつくる骨は縫合で結ばれ、乳児では骨の間に膜が残って柔らかく触れる部分がある。乳児では縫合がまだ狭まっておらず、膜の残る部分が皮下で柔らかく触れます。
- ⑷ 頭蓋の底には孔がなく、脳から出る神経や血管は骨の縁を回り込んで頭蓋の外へ出ている。頭蓋の底には多くの孔があり、脳から出る神経や血管はそこを通り抜けます。
- ⑸ 頭蓋の天井をつくる骨どうしは軟骨で結ばれており、成長が終わるとその軟骨が動きのある関節に置き換わる。天井の骨の連結は動きのない縫合で、成長後に関節へ置き換わることはありません。
解説
正答は⑶です。頭蓋の天井をつくる骨どうしは、縫合という動きのほとんどない連結で結ばれています。乳児では縫合がまだ十分に狭まっておらず、いくつかの骨が集まる場所に膜が残っているため、皮下で柔らかく触れます。この部分は成長に伴って狭まり、やがて骨で閉じられます。下顎の骨は側頭骨と可動性のある関節をつくるので、口の開閉はその関節で起こります。頭蓋の底には多くの孔があいており、脳から出る神経や血管はそこを通って外へ出ていきます。
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