高齢の方が転倒して大腿骨の付け根を骨折し、手術が予定されている。この部位の骨折と…
高齢の方が転倒して大腿骨の付け根を骨折し、手術が予定されている。この部位の骨折と手術について正しいものを2つ選べ。
- ⑴ 関節包の内側で折れた場合は骨頭への血流が絶たれやすく、人工骨頭への置換が選ばれやすい。骨頭を養う血管が損なわれて骨がつきにくいため、置換術が選ばれやすくなります。
- ⑵ 関節包の外側で折れた場合は血流が保たれやすく、金属で固定する方法が選ばれやすい。血流が保たれ骨癒合が期待できるため、金属で固定する骨接合術が選ばれます。
- ⑶ 高齢の方では手術による負担が大きいため、長期の牽引で治す方法が第一に選ばれる。長期の臥床は肺炎や褥瘡を招くため、全身状態が許せば早期の手術が原則です。
- ⑷ 人工骨頭に置き換えた後は、股関節の動かし方に制限を設けずに生活してよい。脱臼を防ぐため、進入した方向に応じて避けるべき肢位の指導が必要です。
- ⑸ 骨がつくまでの数か月間は手術した側に体重をかけずに過ごすことが、どの方法でも原則となる。合併症を防ぐため、多くの場合は術後早期から離床と荷重を進めていきます。
解説
正答は⑴と⑵です。大腿骨の付け根の骨折は、折れた場所が関節包の内側か外側かで方針が分かれます。内側では骨頭を養う血管が絶たれやすく骨がつきにくいため、人工骨頭への置換が選ばれやすくなります。外側では血流が保たれて骨癒合が期待できるため、金属で固定する方法が中心です。いずれも長期の臥床による合併症を避けるため、全身状態が許せば早期に手術し、早期から離床を進めます。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。