肩甲上腕関節と肩甲骨の動きの連動について、正しいものを2つ選べ。
肩甲上腕関節と肩甲骨の動きの連動について、正しいものを2つ選べ。
- ⑴ 肩甲骨の動きを止めても、腕は側方へ180度まで挙げられる。肩甲骨を固定すると、挙げられる角度は120度ほどにとどまります。
- ⑵ 肩甲骨は鎖骨とだけ連結し、胸郭との間には関節面がつくられている。肩甲骨と胸郭の間には関節面はなく、筋に支えられて滑る機能的な連結です。
- ⑶ 腕を挙げるにつれて、肩甲骨は下方回旋していく。挙上では上方回旋が起こります。下方回旋は腕を下ろすときの動きです。
- ⑷ 腕を側方へ挙げていくとき、肩甲骨は上方回旋しながら胸郭の上を動く。関節窩を上へ向ける向きに肩甲骨が回ることで、上腕骨頭との位置関係が保たれます。
- ⑸ 挙げはじめの範囲では肩甲上腕関節の動きが先行し、その後に肩甲骨の動きが加わる。初めの30度ほどは肩甲骨の動きが小さく、そこから先は両者がおよそ2対1の割合で動きます。
解説
上方回旋しながら胸郭の上を動くこと、そして挙げはじめは肩甲上腕関節が先行することが正しい記述です。腕を側方へ挙げる動きは、肩甲上腕関節だけで完結するものではありません。初めの30度ほどは肩甲上腕関節が主に動き、そこから先は肩甲上腕関節の動きと肩甲骨の上方回旋が、およそ2対1の割合で組み合わさって進みます。この連動を肩甲上腕リズムと呼びます。肩甲骨が上方回旋することで関節窩が上を向き、骨頭が安定した位置に保たれます。
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