問1 ヒトの体には病原体などの異物の侵入を防ぐ仕組みがある。その仕組みに該当しな…
免疫に関して,科学的に探究した。問1 ~問3 に答えよ。 夏の山歩きの準備について考えている場面 ミライ:夏の山に登るんだから,熱中症にならないように服装は半袖半ズボンにしよう よ。 アユム:調べたんだけど,暑くても長袖長ズボンが望ましいってよ。カやアブに血を吸 われて不快になるのを防ぐだけじゃなく,マダニがうつす病気の予防にもなる んだって。 ミライ:本当なのかい。インターネットで調べよう。・・・わっ,マダニが血を吸うと きに感染する病原体に対するワクチンは,開発が進み始めたばかりでまだ普及 していないから,予防接種もできないんだって。 アユム:マダニはクモに近い動物で昆虫じゃないから,虫よけって効かないのかな。 ミライ:虫よけの有効成分は,マダニも嫌うって書いてあるから,使った方が賢明だ ね。
問1 ヒトの体には病原体などの異物の侵入を防ぐ仕組みがある。その仕組みに該当しないもの を,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 皮膚皮膚は病原体が体内に侵入するのを物理的に防ぐバリアとしてはたらくため、異物の侵入を防ぐ仕組みにあたります。
- 2 くしゃみくしゃみは鼻の粘膜を刺激する異物を体外に強制的に排出するはたらきであり、異物の侵入を防ぐ仕組みにあたります。
- 3 鼻水鼻水は鼻に入った異物を粘液に絡めとって体外に排出するはたらきであり、異物の侵入を防ぐ仕組みにあたります。
- 4 ふるえふるえは寒いときに熱を発生させる体温調節のはたらきであり、病原体などの異物の侵入を防ぐ仕組みには該当しないため、これが正しい答えです。
解説
正解は4です。皮膚は病原体の侵入を物理的に防ぐバリアであり、くしゃみや鼻水は鼻や気道に入り込んだ異物や病原体を体外に排出するはたらきをもつため、いずれも病原体などの異物の侵入を防ぐ仕組みにあたります。一方、ふるえは寒いときに筋肉を細かく動かして熱を発生させ、体温を保つための体温調節のはたらきであり、病原体の侵入を防ぐための仕組みではありません。発熱にともなってふるえが起こることはありますが、それは体温を上げるための反応であり、異物の侵入を防ぐ生体防御とは区別されます。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00018.htm)を加工して作成