問3 次の文章は,腎臓の働きについて述べたものである。文章中の空欄 ウ と エ …
生物の体内環境について,問1 ~問5 に答えよ。
問3 次の文章は,腎臓の働きについて述べたものである。文章中の空欄 ウ と エ に 入る語句の正しい組合せを,下の1 ~4 のうちから一つ選べ。
ネフロンの構造と働きを模式的に表した図(図3 )中で,血液のろ過を表している矢印 は ウ である。表2 の血しょうと原尿の成分を比較すると,原尿中にタンパク質が 含まれないことから,タンパク質は原尿中に移動しないことが分かる。原尿と尿を比較 すると分かるように,グルコースは全て エ 。 糸球体 ボーマンのう 細尿管 (腎細管) 尿 腎動脈 腎静脈 集合管 Y 毛細血管 X 原尿 ぼうこう 図3 表2 質量パーセント濃度(%)
| 成 分 | 血しょう | 原 尿 | 尿 |
|---|---|---|---|
| タンパク質 | 8.0 | 0 | 0 |
| グルコース | 0.1 | 0.1 | 0 |
| 尿 素 | 0.03 | 0.03 | 2.0 |
- 1 ウ:X(黒矢印) エ:再吸収されるろ過は糸球体からボーマンのうへのXで、グルコースはすべて再吸収されます。
- 2 ウ:X(黒矢印) エ:再吸収されない尿にグルコースが含まれていないので、再吸収されないとはいえません。
- 3 ウ:Y(白矢印) エ:再吸収される再吸収は正しいものの、ろ過を表すのはYではありません。
- 4 ウ:Y(白矢印) エ:再吸収されない矢印の向きも、グルコースの行方も当てはまりません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。表はこのページに組み直して載せています。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は1です。ろ過は糸球体からボーマンのうへ向かう流れなので、その向きを表す矢印Xが当てはまります。Yは細尿管を取り巻く毛細血管へ戻る再吸収の流れです。また表2を見ると、原尿には0.1 %のグルコースが含まれているのに尿には含まれていません。これは細尿管を通る間にグルコースがすべて再吸収されて血液に戻されるためです。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00011.htm)を加工して作成