問3 次の文章は,大気中の二酸化炭素濃度についてのミライとアユムと先生の会話であ…
生態系とその保全について,問1 ~問3 に答えよ。
問3 次の文章は,大気中の二酸化炭素濃度についてのミライとアユムと先生の会話である。文 章中の空欄 キ に入る正しい語句を,次のページの1 ~4 のうちから一つ選べ。
ミライ:大気中の二酸化炭素濃度の変化を示すデータ(表1 )があったので,この表の数 字を使って,グラフ(図1 )を書いてみました。先生,このグラフを見てください。 表1 ※単位はppm(1 ppm は100 万分の1 を表す) 440(ppm) 2019 年 1989 年 図1 先 生:このデータはいろいろな見方ができますが,30 年間の変化,特に増加していく 様子を分かりやすく表現するためには,グラフを書き直した方がいいですね。 ミライ:どんなふうに書き直したらいいのかな。 アユム:4 つの改善ポイントを考えてみたよ。 a もっと多くの年のデータを使う。 b 横軸を年にして,縦軸を二酸化炭素濃度にする。 c 棒グラフではなくて,折れ線グラフにする。 d 1989 年~2004 年までは3 月のデータを使い,2009 年~2019 年までは 9 月のデータを使う。 先 生:この中には適切でないものが一つありますね。どれが適切でないか,また,そ れをどのように修正すればよいか分かりますか。 ミライ:適切でないのは キ とよいと思います。 先 生:素晴らしいですね。では実際にグラフを書いてみましょう。 ~数分後~ ミライ:グラフを書き直してみました(図2 )。 (年) 二酸化炭素濃度 (ppm) 図2 先 生:今度のグラフは,増加していく様子が分かりやすくなりましたね。
| 3 月 | 6 月 | 9 月 | 12 月 | |
|---|---|---|---|---|
| 1989 年 | 359.5 | 354.3 | 351.3 | 358.5 |
| 1994 年 | 365.4 | 358.8 | 355.8 | 364.9 |
| 1999 年 | 375.3 | 367.2 | 363.9 | 373.7 |
| 2004 年 | 385.2 | 378.6 | 373.9 | 383.5 |
| 2009 年 | 394.2 | 388.2 | 382.2 | 393.3 |
| 2014 年 | 406.2 | 399.8 | 393.1 | 405.7 |
| 2019 年 | 419.4 | 410.5 | 407.2 | 419.0 |
- 1 aで,特定の年のデータのみを使うデータを増やすことは適切なので、特定の年だけに絞る必要はありません。
- 2 bで,横軸を二酸化炭素濃度にして,縦軸を年にする時間の経過を横軸にとるのが自然なので、bの案は適切です。
- 3 cで,帯グラフにする増加の様子を見るには折れ線グラフが適しており、帯グラフには向きません。
- 4 dで,各年の同じ月(3 月)のデータを使う使う月をそろえないと季節の差が混ざるので、すべて3月のデータに直します。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。表はこのページに組み直して載せています。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は4です。二酸化炭素濃度には季節による上下があるため、年ごとの変化を比べるときは同じ月のデータをそろえる必要があります。dは途中で3月から9月へ使う月を変えており、季節の差が年ごとの変化に混ざってしまうので適切ではありません。すべての年で同じ3月のデータを使えば、30年間で濃度が増え続けている様子を正しく読み取れます。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00010.htm)を加工して作成