問4 次の文章は,屋久島の植生について述べたものである。文章中の空欄 カ と キ…
植生の多様性と分布について,問1 ~問4 に答えよ。
問4 次の文章は,屋久島の植生について述べたものである。文章中の空欄 カ と キ に入る語句の正しい組合せを,下の1 ~4 のうちから一つ選べ。
樹齢千年をこえる屋久杉が見られるスギ林がある屋久島は,九州南端から約60 km 南に位置する島である(図5 )。屋久島には,九州一の高さである宮之浦岳(標高 1936 m)をはじめとする標高1800 m 級の山々がある。このため,沿岸部(標高0 m)と 山間部では標高に差があり,気温にも違いが出てくる。屋久島では,海岸付近のバイ オームは カ で,ガジュマルやアコウといった樹木が見られる。少し標高が上がる と,スダジイなどの照葉樹林が見られる。このように標高の違いによって生じるバイ オームの分布を キ という。 屋久島 図5
- 1 カ:亜熱帯多雨林 キ:水平分布標高による違いは水平分布ではなく垂直分布です。
- 2 カ:亜熱帯多雨林 キ:垂直分布ガジュマルやアコウが見られる亜熱帯多雨林で、標高による分布が垂直分布です。
- 3 カ:雨緑樹林 キ:水平分布雨緑樹林は雨季と乾季がある熱帯の森林で、屋久島には当てはまりません。
- 4 カ:雨緑樹林 キ:垂直分布垂直分布は正しいものの、海岸付近のバイオームは亜熱帯多雨林です。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は2です。屋久島の海岸付近は暖かく、ガジュマルやアコウといった樹木が見られることから、バイオームは亜熱帯多雨林です。雨緑樹林は雨季と乾季がはっきりした熱帯に分布するので当てはまりません。また同じ島の中で、標高が上がるにつれて気温が下がり、亜熱帯多雨林から照葉樹林へと変わっていきます。このような標高に対応した分布を垂直分布といいます。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00010.htm)を加工して作成