問4 次の文章は,体温の調節について述べたものである。文章中の空欄 サ ス に …
生物の体内環境について,問1 ~問5 に答えよ。
問4 次の文章は,体温の調節について述べたものである。文章中の空欄 サ ス に 入る語句の正しい組合せを,下の1 ~6 のうちから一つ選べ。
図1 は,ヒトの体温調節の仕組みについての模式図である。 ヒトは体温が低下すると,間脳の視床下部からその情報が伝えられ,代謝による発熱 量が増加する。さらに,骨格筋が収縮と弛緩を繰り返して熱が発生する。寒い時に体が 震えるのは,そのためである。 また,図1 の副腎髄質から分泌される サ は,肝臓などでの代謝を促進し,これ が発熱量の増加につながる。 体温を上昇させるためには発熱量の増加と共に シ ,熱の放散を ス よ うな対処も重要である。 ス 寒冷刺激 間脳の視床下部 図1
- 1 サ:アドレナリン シ:発汗量を増やし ス:防ぐ発汗は熱を逃がす働きなので、体温を上げたいときには増やしません。
- 2 サ:アドレナリン シ:体表の血管の収縮を促し ス:促す血管の収縮は正しいものの、熱の放散は促すのではなく防ぎます。
- 3 サ:アドレナリン シ:体表の血管の収縮を促し ス:防ぐアドレナリンが代謝を高め、体表の血管を収縮させて熱の放散を防ぎます。
- 4 サ:バソプレシン シ:発汗量を増やし ス:防ぐバソプレシンは水の再吸収に関わるホルモンで、発熱量とは直接関係しません。
- 5 サ:バソプレシン シ:体表の血管の収縮を促し ス:促すホルモンの名前も、熱の放散を促すという点も当てはまりません。
- 6 サ:バソプレシン シ:体表の血管の収縮を促し ス:防ぐ血管の収縮と放散を防ぐ点は正しいものの、ホルモンはアドレナリンです。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は3です。副腎髄質から分泌され、肝臓などの代謝を促進して発熱量を増やすホルモンはアドレナリンです。バソプレシンは腎臓での水の再吸収を促すホルモンなので当てはまりません。また体温を上げるときは、体表の血管を収縮させて皮膚を流れる血液を減らし、体表から逃げる熱を防ぎます。発汗は熱を逃がす働きなので、体温を上げたいときには増やしません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00010.htm)を加工して作成