問4 次の文章は,日本のバイオームに関する花子と太郎の会話である。文章中の空欄 …
植生の多様性と分布について,問1 ~問4 に答えよ。
問4 次の文章は,日本のバイオームに関する花子と太郎の会話である。文章中の空欄 ア ウ に入る語句の正しい組合せを,下の1 ~6 のうちから一つ選べ。
花 子:尾瀬国立公園にある至仏山に登ったよ。麓の尾瀬ヶ原の宿に泊まったんだけ ど,夜はたくさんのホタルを,朝は霧がかかった幻想的な景色を見られて,と ても気持ち良かった。 太 郎:至仏山の標高は2228 m だから「フーフーフー,やっと登った至仏山」って覚え るんだよね。ところで標高の違いによって複数のバイオームが存在するって 習ったけど,本当にそうなっていたの。 花 子:なっていたよ。 ア と言うんだったね。写真を撮ったよ(図3 )。 図3 一番びっくりしたのがこの場所なんだけど,登っていたら写真のこの辺り(図3 の矢印)で突然林が低くなって,その先にはお花畑があったんだ。 太 郎:なるほど。と言うことは矢印の辺りが イ で,お花畑は ウ 帯に当た るね。 花 子:日本には他にも高い山にお花畑があるって聞いたから,今度は東北の鳥海山 に登ることにしようっと。
- 1 ア:垂直分布 イ:森林限界 ウ:高山標高による違いが垂直分布、林が途切れる境目が森林限界、その上が高山帯です。
- 2 ア:垂直分布 イ:森林限界 ウ:亜高山お花畑が見られるのは亜高山帯ではなく高山帯です。
- 3 ア:垂直分布 イ:山地帯 ウ:高山山地帯は森林限界より下に広がる帯の名前です。
- 4 ア:水平分布 イ:森林限界 ウ:亜高山標高による違いは水平分布ではなく垂直分布です。
- 5 ア:水平分布 イ:山地帯 ウ:高山分布の呼び名も、境目の名前も当てはまりません。
- 6 ア:水平分布 イ:山地帯 ウ:亜高山分布の呼び名も、境目の名前も、帯の名前も当てはまりません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は1です。標高の違いによってバイオームが変わることを垂直分布といいます。水平分布は緯度に対応した分布なので当てはまりません。また、それより上では高木が育たなくなる境目を森林限界といい、山地帯や亜高山帯はその下に広がる帯の名前です。森林限界より上は高山帯で、ハイマツの低木林や、短い夏に一斉に咲くお花畑が見られます。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00009.htm)を加工して作成