問3 次の文章は,細胞周期と体細胞分裂についての太郎と花子の会話である。文章中の…
遺伝子とその働きについて,問1 ~問4 に答えよ。
問3 次の文章は,細胞周期と体細胞分裂についての太郎と花子の会話である。文章中の空欄 ア と イ に入る語句の正しい組合せを,下の1 ~4 のうちから一つ選べ。
太 郎:体細胞分裂について教えてもらえるかな。なぜ,細胞が分裂を繰り返しても, 細胞1 個当たりのDNA 量が減らないのか分からないんだ。 花 子:いいよ。細胞周期の図(図2 )を描いてみるね。細胞周期の中には,元のDNA と同じDNA が合成される時期として ア があって,その時期にDNA 量 が倍に増える。そして倍に増えたDNA が分裂期を経て2 つの娘細胞に等しく 分配される。だから何回分裂しても細胞1 個当たりのDNA 量は変わらないん だ。 図2 太 郎:DNA 量が増える時期があるからなんだね。ところで,細胞周期が一周する時 間の長さは測れるのかな。 花 子:例えば,実験用に容器の中で増やしている細胞のように,盛んに分裂し,細胞 が分裂するタイミングがそろっていない多数の細胞の数が イ 倍になる時 間を調べればいいんだよ。
- 1 ア:G1 期 イ:4DNAが合成されるのはG1期ではなくS期です。
- 2 ア:G1 期 イ:2細胞数の倍加は正しいものの、合成の時期が合いません。
- 3 ア:S期 イ:4S期は正しいものの、1回の分裂で細胞は2倍になります。
- 4 ア:S期 イ:2DNAが合成されるのはS期で、細胞数が2倍になる時間を測ります。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は4です。細胞周期のうち、元のDNAと同じDNAが合成されてDNA量が倍に増えるのはS期です。G1期はその準備をする時期なので、アにはS期が当てはまります。またイは、分裂のタイミングがそろっていない細胞集団で、細胞の数が2倍になるまでの時間を測れば、細胞周期が一周する時間が分かるという話です。したがって2が当てはまります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00007.htm)を加工して作成