問4 次の文章は,糖尿病についての先生と太郎と花子の会話を記したものである。文章…
生物の体内環境の維持について,問1 ~問5 に答えよ。
問4 次の文章は,糖尿病についての先生と太郎と花子の会話を記したものである。文章中の空 欄 コ と サ に入る語句の正しい組合せを,下の1 ~4 のうちから一つ選べ。
太 郎:僕のおじいさんは糖尿病で,毎回食事の度にインスリンを注射しています。 花 子:私のおばあさんも糖尿病だけど,インスリンを注射していないよ。ただ,食事 制限をしているから,食事は少なめだよ。 先 生:太郎さんのおじいさんと,花子さんのおばあさんは,糖尿病の原因が違うのか もしれないですね。 太 郎:どういうことですか。 先 生:インスリンを注射して治療効果が見られる時の多くが,すい臓のランゲルハン ス島B細胞から分泌されるインスリンの量が コ 場合です。一方で,イン スリン注射のみでは治療が難しい場合もあります。このような糖尿病の多く は,標的細胞がインスリンを サ なることが原因になって起こります。 花 子:同じような症状でも,原因や治療の仕方が違うことがあるのですね。
- 1 コ:過剰な サ:受け取れなくインスリンが過剰であれば、注射で補う必要はありません。
- 2 コ:過剰な サ:受け取れるように分泌量の説明も、受け取れるようになるという説明も当てはまりません。
- 3 コ:少ない サ:受け取れなく分泌量が少ない場合は注射が効き、標的細胞が受け取れない場合は効きにくくなります。
- 4 コ:少ない サ:受け取れるように受け取れるようになれば血糖は下がるので、治りにくい理由になりません。
解説
正解は3です。インスリンを注射して効果が見られるのは、すい臓のランゲルハンス島B細胞から分泌されるインスリンの量が少ない場合です。量が過剰であれば注射で補う必要はありません。一方、注射だけでは治りにくい糖尿病の多くは、インスリンは分泌されていても標的細胞がそれを受け取れなくなっていることが原因です。原因の違いで治療法が変わる点を押さえておきましょう。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00003.htm)を加工して作成