問3 次の文章は,世界のバイオームの分布について述べたものである。文章中の空欄 …
植生の多様性と分布について,問1 ~問4 に答えよ。
問3 次の文章は,世界のバイオームの分布について述べたものである。文章中の空欄 ウ オ に入る語句の正しい組合せを,次のページの1 ~6 のうちから一つ選べ。
ある地域に生息する全ての生物の集まりをバイオームという。バイオームは,相観に 基づいて分類され,その分布は年降水量と年平均気温で決まる。 図2 は,年降水量・年平均気温とバイオームの関係を示したものである。表1 は,あ る地点a・bのバイオーム名,代表する植物,年降水量と年平均気温を示したものであ る。図2 と表1 の値から,地点aのバイオーム名は ウ と判断でき,代表する植物 はフタバガキと着生植物である。また,地点bのバイオーム名は エ と判断でき, 代表する植物は, オ である。これらの他にも,年降水量と年平均気温に応じて, 地球上には様々なバイオームが広がっている。 年降水量 mm 熱 帯 多 雨 林 年平均気温(℃) 亜熱帯 多雨林 雨緑樹林 照葉樹林 夏緑樹林 硬葉 樹林 針葉樹林 サバンナ 砂漠 ステップ -20 -10 ツンドラ 図2 表1
| バイオーム名 | 代表する植物 | 年降水量 | 年平均気温 | |
|---|---|---|---|---|
| 地点a | ウ | フタバガキ 着生植物 | 3515 mm | 25.6 ℃ |
| 地点b | エ | オ | 462 mm | 14.8 ℃ |
- 1 ウ:ステップ エ:熱帯多雨林 オ:トウヒ・モミなど年降水量3515 mmの地点aは、乾燥地に広がるステップではありません。
- 2 ウ:ステップ エ:熱帯多雨林 オ:イネ科草本(イネの仲間)など地点aの気候はステップに当てはまりません。
- 3 ウ:ステップ エ:ツンドラ オ:イネ科草本(イネの仲間)など年平均気温14.8 ℃の地点bは、寒冷なツンドラではありません。
- 4 ウ:熱帯多雨林 エ:ツンドラ オ:トウヒ・モミなど熱帯多雨林は正しいものの、地点bはツンドラではありません。
- 5 ウ:熱帯多雨林 エ:ステップ オ:トウヒ・モミなどステップを代表するのはイネ科の草本で、トウヒやモミは針葉樹林の植物です。
- 6 ウ:熱帯多雨林 エ:ステップ オ:イネ科草本(イネの仲間)など高温多湿の地点aは熱帯多雨林、降水量の少ない地点bはステップです。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。表はこのページに組み直して載せています。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は6です。地点aは年降水量3515 mm、年平均気温25.6 ℃と高温多湿なので、バイオームは熱帯多雨林です。代表する植物としてフタバガキと着生植物が挙げられている点も一致します。地点bは年降水量462 mmと少なく、年平均気温14.8 ℃なので、温帯の乾燥地に広がるステップです。ステップを代表する植物はイネ科の草本になります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00001.htm)を加工して作成