問2 次の文章は,DNA の塩基組成について述べたものである。文章中の空欄 ウ …
遺伝子とその働きについて,問1 ~問4 に答えよ。
問2 次の文章は,DNA の塩基組成について述べたものである。文章中の空欄 ウ と エ に入る語句の正しい組合せを,下の1 ~5 のうちから一つ選べ。
表1 表1 は,いろいろな生物のDNA の塩基組成(%)をまとめたものである。今,生物名 が分からないサンプルaとサンプルbがあり,それぞれのサンプルは表中の生物のもの であることは分かっている。 サンプルaはA とT の合計値が64.9 であった。サンプルbはG とC の合計値が 42.4 であった。値から,サンプルaの生物は ウ ,サンプルbの生物は エ ということが考えられる。
| A | T | G | C | |
|---|---|---|---|---|
| 結核菌 | 15.1 | 14.6 | 34.9 | 35.4 |
| ウシの胸腺 | 29.0 | 28.5 | 21.2 | 21.2 |
| ウニの生殖腺 | 32.8 | 32.1 | 17.7 | 17.3 |
- 1 ウ:結核菌 エ:ウシ結核菌のA+Tは29.7ほどで、64.9にはなりません。
- 2 ウ:結核菌 エ:ウニサンプルaのA+T64.9に合うのは結核菌ではなくウニです。
- 3 ウ:ウシ エ:結核菌ウシのA+Tは57.5ほどなので、サンプルaには合いません。
- 4 ウ:ウニ エ:結核菌ウニは正しいものの、G+C42.4に合うのは結核菌ではなくウシです。
- 5 ウ:ウニ エ:ウシA+T64.9はウニ、G+C42.4はウシの値と一致します。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。表はこのページに組み直して載せています。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は5です。二重らせん構造のDNAではAとT、GとCが必ず対になるので、Aの割合とTの割合、Gの割合とCの割合はそれぞれほぼ等しくなります。表からA+Tの合計を求めると、ウニの生殖腺は32.8+32.1で64.9となり、サンプルaはウニと分かります。またG+Cの合計は、ウシの胸腺が21.2+21.2で42.4となるので、サンプルbはウシと判断できます。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00001.htm)を加工して作成